[2021年版]Azure上での仮想マシン作成方法と無駄な課金の止め方

この記事では、2021年版のAzure上での仮想マシン作成方法と、無駄な課金継続を止める方法を解説しています。

まずは事前に下記URLからAzureにログインしてください。「ポータルに移動」をクリックするとログイン認証画面に飛びます。

https://azure.microsoft.com/ja-jp/account/

仮想マシン作成方法

ホーム画面、右上の赤枠をクリックします。

プルダウンが表示されるので、赤枠の「Virtual Machines」をクリックします。

赤枠の「作成」をクリックします。

赤枠の「仮想マシン」をクリックします。

下記の画面になるのでそれぞれ入力していきます。

「サブスクリプション」箇所は、自身が使用するものを選択します。今回は『無料試用版』をそのまま使用します。

「リソースグループ」箇所は、先ほど作成した『test001』を選択します。

「仮想マシン名」はお好きな名前を付けましょう。ここでは「test001-Azure」としておきます。
※画像では「test001」となっているので注意してください。

「地域」は用途にもよりますが、日本であれば『東日本』か『西日本』を選択しましょう。ここでは『西日本』を選択します。

「可用性オプション」の箇所は、ここではデフォルトの『インフラストラクチャ冗長は必要ありません』を選択します。必要であれば適時ここを変えてください。

ちなみに『可用性オプション』で可用性ゾーンや可用性セットを使用すると、簡潔に書くと冗長化されます。冗長化されることで、障害が起きた際に1つ仮想マシンが壊れても、他の場所で仮想マシンが動き続けるので影響はなくなります。ただし、その分料金はかかります。

「イメージ」に関しては、今回はデフォルトで行います。本当は馴染みのあるCentOSが良かったのですが、CentOSを選択したら、『無料試用版』では作成できないとエラーが出てしまったのです。

今回の記事は仮想マシンを作成することが目的なので、OSは問わないことにします。Ubuntuではいけない方は、「すべてのイメージを表示」をクリックして作成したいOSを選択します。

「サイズ」に関してはデフォルトでも問題ないのですが、お金が高いので今回は別のものにいます。それにLinuxでメモリ8Gもいる必要があるものはそうそうないので、変えた方が良いでしょう。

赤枠の「すべてのサイズを表示」をクリックします。

赤枠の「B1s」が全体的にお得なのでこちらを選択し、下の赤枠の「選択」をクリックします。

「サイズ」の箇所に選択されたものが表示されました。

「認証の種類」に関しては、今回は『SSH公開キー』を設定します。

「ユーザ名」はお好きな名前にしてください。ここでは『test001-root』にしました。

「SSH公開キーのソース」はデフォルトの『新しいキーの組の生成』を選択します。

「キーの組名」はここでは『test001-key』にします。お好きな名前を設定してください。

全て入力出来たら、「次 : ディスク>」をクリックしてください。

「OSディスクの種類」ですが、今回はSSDを選択していますが、遅くても問題ないという方はHDDにした方が金額は安くなります。

ここではデフォルトで行いますので、そのまま赤枠の「次: ネットワーク>」をクリックします。

ここでは上記で作成したネットワークを選択します。

「仮想ネットワーク」: test001-network

「サブネット」 : 192.168.10.0/24

「パブリックIP」に関しては作成していないので、新規で作成します。ここでは自動的に作成される『test001-Azure-ip』でいきます。
※画像では「test001-ip」となっているので注意してください。

「NICネットワーク セキュリティグループ」
「ネットワーク セキュリティグループの構成」
「高速ネットワーク」
「負荷分散」

上記に関してはデフォルトで問題ないので、赤枠の「次: 管理>」をクリックします。

管理についてもデフォルトで問題ないのですが、赤枠の「自動シャットダウン」のみクリックしておきます。

仮想マシンをシャットダウンしなければ永遠と課金され続けられますが、この設定を入れておくことにより無駄な課金がされずに済みます。

構成によりけりだと思うので、もし仮想マシンをシャットダウンしたくないなどがあれば、チェックは必要ありません。

「シャットダウン時間」 : 21:00:00(お好きな時間で構いません)

「タイムゾーン」 : 大阪、札幌、東京(日本時間という意味です)

「シャットダウン前の通知」 : チェックなし(必要があればチェックを入れます)

上記全て終わったら、赤枠の「次; 詳細>」をクリックします。

「詳細」も特にデフォルトで問題ないので、「次: タグ>」をクリックします。

「タグ」も必要な方以外はそのままで問題ありません。「次: 確認および作成>」をクリックします。

検証が上手くいけば一覧が表示されるので、問題なければ赤枠の「作成」をクリックします。

今回の認証方式は「SSHキー」で「新しいキーの組の生成」を選択したので、下記のような画面が出ます。赤枠の「秘密キーのダウンロードとリソースの作成」をクリックします。

SSHキーがダウンロードされました。

暫く待つと、先ほど作成を行った仮想マシンもデプロイが完了したみたいです。赤枠の「リソースに移動」をクリックします。

先ほど作成した仮想マシンが作成されていることが確認できました。

「Virtual Machines」のところから見ても、作成されていることが確認できました。こちらで仮想マシンの作成方法の解説を終わります。

仮想マシンの無駄な課金を止める方法

仮想マシンを作成したのはいいですが、そのままほっておくと課金がされ続けます。もちろん仮想マシンを動かし続けなければならない人/動かし続けたい人はこの章は読まなくて問題ございません。

ただ検証で少し使いたい方は、この章を読まなければ損をすることになります。

まず初めに、仮想マシンを起動した状態の画面はこちらです。赤枠に注目して下さい。『実行中』となっております。この状態は、もちろん課金されたままです。

次に下記画像をご覧ください。

『停止済み』となっています。仮想マシンを停止したので課金が止まると思ったら大間違いです。この状態だと課金は継続され、自分の大事なお金がどんどん流出していきます。

仮想マシンの課金を止める方法ですが、赤枠の「停止」をクリックしてください。

仮想マシンを停止して良いか聞かれるので、赤枠の「OK」をクリックしてください。パブリックIPを変えたくない人は、チェックボックスにチェックを入れて下さい。

無事、仮想マシンを停止することが出来れば、赤枠のように『停止済み(割り当て解除)』となります。これで課金は止まるので安心です。

ただしディスクに対する課金は発生するので、全く使う予定がなければディスクを削除してしまいましょう。ちなみに、仮想マシンを削除してもディスクは削除されずに残り続けます。これ忘れていると痛い目に合うので気を付けましょう笑

そうならないように、ディスクの削除方法も解説します。

左上にある三本線をクリックすると、プルダウンが表示されます。赤枠の「すべてのリソース」をクリックしてください。

ここではその名の通り、全てのリソースを見ることが出来ます。

先ほど作成した仮想マシン「test001-Azure」のディスクがあります。赤枠のものです。

その赤枠をクリックしてください。

そこで赤枠の「削除」をクリックして、流れに沿って行けばディスクを削除することができます。

「削除」が押せない。そんな方もいるかもしれません。その方は仮想マシンを削除していないので、ディスクの削除ボタンが押せない可能性があります。

筆者は先に仮想マシンを削除してしまったので、なんなくディスクの削除ボタンを押せますが、仮想マシンを削除していない方はまだディスクが仮想マシンに紐づいているので削除できません。

先に仮想マシンを削除しましょう。すみません。先にお伝えするべきでした。

ちなみに仮想マシンの削除方法は、仮想マシンのところに飛び、ディスクと同じように削除ボタンを押して削除します。すみません、筆者は仮想マシンを削除する際のキャプチャを取っていなかったので、詳しくは解説できません。

まぁそこまで難しくないので、感覚でやってみてください。最後は適当な感じになってしまい、申し訳ないです。もし分からない方がいれば、下記のTwitterからでもお声がけください。

以上でこの記事を終わりたいと思います。