ESXIでWindows Server 2019、仮想マシンインストール方法

今回は仮想マシンにWindows Server 2019の評価版を入れる方法を書いていきます。
地味に検証時など使用することも多いので参考にしてください。

今回の環境はESXI7.0に入れる方法となっています。
もしかすると実際の環境で行う場合は、vCenterからの方が多いかもしれませんが、基本的なやり方は一緒です。
UIが少し変わったりするくらいです。

また入れるOS自体もWindows Server 2019ではなく、Windows Server 2016かもしれませんし2012かもしれませんが、基本的なやり方は同じですので安心して下さい。

ちなみに私だけかもしれませんが、現行の環境が2012の場合も結構あるので、気が向いたら2012バージョンも書きます。

Windows Server 2019をダウンロード

URLにアクセスし、右側にある『オンプレミスのWindows Server 2019』内の「無料試用版をダウンロード」をクリックします。

https://www.microsoft.com/ja-jp/windows-server/trial

『Windows Server 評価版ソフトウェア』という項目の中の「評価を開始する」内の「ISO」を選択し、「次へ」をクリックします。

入力する箇所が出てくるので入力し「次へ」をクリックします。

入力する値はメールアドレスと名前以外、適当で構いません(もちろん自分が勤めている会社名を入力した方がいいですが)。

最もきちんと入力しなかったらどうなるか私は把握していないので、しっかり入力せず何か起きたとしても責任は終えません。
ダウンロード自体は適当に入力しても出来ます。

「ダウンロードボタン」が出現するのでそれをクリックします。

ISOのアップロード

ISOイメージをローカルにダウンロードしたら、次に仮想マシン内にファイルをアップロードしないといけません。

「VMware Workstation」や「Oracle VM VirtualBox」などはローカルに落としてあるISOイメージから仮想マシンを作成することが出来ますが、ESXIやvCenterはそれが出来ません。

データストアにISOイメージをアップロードする必要がありますので、その手順を紹介していきます。

まずはESXIにログインしましょう。
次に左下にある「ストレージ」を選択するとストレージの詳細が表示されるので、右にある「データストアブラウザ」をクリックします。

「ISO」フォルダを選択します。
ここでは自分が作った「iso」フォルダの中にISOを入れているだけなので、みなさんは自分が好きなところにISOをアップロードしてください。

フォルダ作成するには、右上の「ディレクトリの作成」をクリックするとフォルダが作成されます。

左上にある「アップロード」をクリックします。

ローカルフォルダが選択できるようになるので、ダウンロードしたWindows Server 2019をクリックし「開く」を押します。

右上のようにアップロードが始まるので暫く待ちます。

ISOイメージが存在しているのを確認できるので、アップロードが完了しました。

仮想マシンの作成

ESXIにログインし、左にある「仮想マシン」を選択し、「仮想マシンの作成/登録」をクリックします。

「新規仮想マシンの作成」をクリックします。

対象のOSを選択します。
今回は『ゲストOSファミリ』は「Windows」で、『ゲストOSのバージョン』は「Windows Server 2019」を選択します。

「名前」の箇所はお好きな名前にして下さい。私は「windows server2019」にしました。

入力したら「次へ」をクリックします。

データベースですが、私は一つしか作成していないのでそれを選択します。自分の選ぶべきものがある人はそれを選択します。

『設定のカスタマイズ』でも、好きな設定にしてほしいです。私はデフォルトのまま選択します。
ここで重要なのは赤枠の「ネットワークアダプタ1」です。ここを「VM Network」にしないと外に繋がりません。
恐らくブリッジ接続をしていたと思います。

外部のネットワークから接続したくない場合は、NAT接続とかありますが、ここでは趣旨に反するので紹介しません。
また気が向いたら記事にします。

「接続」の箇所にチェックマークが入ってなかったら、忘れずにチェックを入れましょう。入れないとネットワークに繋がりません。

ここで問題なかったら完了を押します。

仮想マシンの箱は完成です。まだOSのインストールは始まってません。

ISOのマウント

windows server2019のホーム画面にいき、「アクション」→「設定の編集」をクリックします。

「CD/DVDドライブ1」の箇所を「データストアISOファイル」を選択します。

先ほどアップロードしたWindows Server 2019のISOイメージをクリックし、「選択」を押します。

「接続」の箇所をクリックして、「保存」を押します。

起動をEFIからBIOSに変更

EFIのままWindows Server 2019を入れようとすると、まず立ち上がりません。
下記のような画面になり一向に動かなくなります。

そのため、起動をEFIからBIOSに変更する必要があります。
Windows server2019のホーム画面にいき、「アクション」→「設定の編集」をクリックします。

右側にある「仮想マシンオプション」を選択し、「起動オプション」をクリックします。

プルダウンが表示されるので、「ファームウェア」の中から「BIOS」を選択し、下の「保存」をクリックします。

Windows Server 2019のインストール

windows server2019のホーム画面にいき、「アクション」→「パワー」→「パワーオン」をクリックします。

仮想マシンなので、現段階ではRDPなどで繋がらないためコンソール接続しないといけません。

windows server2019のホーム画面にいき、赤枠のところをクリックするとコンソール画面が立ち上がります。

Windowsのインストール画面が立ち上がりました。

特に指定するものもないので、「次へ」をクリックします。

「今すぐインストール」を押します。

こちらもどれでも良いのですが、ここでは一番下の「Windows Server 2019 Datacenter Evaluation」を選択します。
ちなみに「デスクトップ」と書いていないものはCLI環境となるので、あまりオススメしません。

というよりも構成的にCLIを選択しないといけない以外は、基本選択すべきものではないです。死にます。

ライセンス条項に「同意します」を選択して、「次へ」をクリックします。

ここでは下の「カスタム」を選択します。

こちらも特にあるものを選択し「次へ」を押します。
仮想マシンで容量は一つしか取っていないので、ここのドライブは一つしか出てこないはずです。

「設定の編集」で新しいハードディスクを追加したら、ドライブも選択できるようになります。

インストールが始まるので待ちます。

インストールが完了するとこのような画面になるので、パスワードを入力して「完了」をクリックします。

下記のような画面になったら、Windows Server 2019のインストールは完了です。

ただIPを振ったりRDP接続して検証環境を整えるまでは、もう少し手順が必要です。

次回の記事にて方法を書きます。