esxiで仮想マシン作成方法 & isoのアップロード手順を解説

この記事では、esxiで仮想マシンを作成する方法と、isoのアップロード方法を解説します。

対象となるのはesxi 7.0となりますが、基本的なやり方は他のesxiのバージョンと一緒なので、こちらの記事で問題ありません。またvSphere、vCenterでも同じような形で仮想マシンを作成できます。

ただ細かい操作画面は、vSphere、vCenterやバージョンによって変わったりもするので、全く一緒ではありません。適時読み替えてください。

また今回はOS自体のインストールと、インターネットからのisoファイルダウンロードについては解説しません。

理由としては、この記事は汎用的な仮想マシン作成方法 & isoのアップロードで、OSのインストールやインターネットからのisoファイルダウンロードまで行うと、WindowsやLinuxでインストール方法が異なるためです。

今後、WindowsやLinuxのOSのインストール方法についても記載する予定ですので、しばらくお待ちください。なお、今回のOSはLinuxのCentOS 8.3となります。

isoのアップロード方法

仮想マシンを作成する上で、esxi上にisoをアップロードしなければなりません。そのisoを使って仮想マシンを作成するからです。

ではisoのアップロード方法を解説していきます。

ホーム画面、赤枠の「ストレージ」箇所をクリックします。

赤枠の「データストア ブラウザ」をクリックします。

isoを配置したいフォルダを選択します。今回は「iso」というフォルダにisoを配置します。

ディレクトリを作成したい場合は、右上の『ディレクトリの作成』をクリックして、ディレクトリを作成します。一応、「test」と記載されたディレクトリを作成してみました。

左上にある赤枠「アップロード」をクリックします。

ダウンロードしたisoファイルを選択し、「開く」をクリックします。

アップロード完了まで待ちます。

アップロードが完了し、isoがあることを確認します。

これでインストールが完了しました。

仮想マシン作成方法

ホーム画面、赤枠の「仮想マシンの作成/登録」をクリックします。

このような画面になると思います。順番としては、下記のようになります。

1 作成タイプの選択
2 名前とゲストOSの選択
3 ストレージの選択
4 設定のカスタマイズ
5 設定の確認

1つずつ解説していきます。

作成タイプの選択

今回は仮想マシンの新規作成なので、赤枠の「新規仮想マシンの作成」を選択し、「次へ」をクリックします。

名前とゲストOSの選択

赤枠①のところに好きな名前を入力します。ここでは『CentOS 8.3』としておきます。

赤枠②ではゲストOSファミリを選択します。今回はCentOSなので『Linux』を選択します。Windows OSだと『Windows』を選択します。Mac OSだと『Mac OS』を選択します。

赤枠③のゲストOSのバージョンでは、自分がインストールするisoのバージョンを選択します。今回はCentOS 8.3なので、『CentOS 8』を選択します。

ここら辺は何のOSで、どのバージョンで仮想マシンを作成するかによって変わってきますので、適時変更してください。

全て入力したら『次へ』をクリックします。

ストレージの選択

ストレージを新規作成していなかったら一つしかないので、既に選択されているもの選択し「次へ」をクリックします。

もしストレージを作成しているのならば、仮想マシンを作成したい方のストレージを選択し「次へ」をクリックします。

仮想マシンのカスタマイズ

ここでの値は用途によって違ってきます。

用途によって変わる場所は、主に『CPU』、『メモリ』、『ハードディスク』となります。よく『CPU』は頭脳。『メモリ』は作業机。『ハードディスク』は机の引き出し、と言われています。

ここら辺は大体で良いと思います。ここではデフォルトでいきたいと思います。

ただ一つ例えで言うと、Linux系は低スペックでも問題ありません。理由としては、基本的にLinux系はCLIで作業するためです。

対してWindowsはGUIで作業することがほとんどで、グラフィックを多用します。そのため少しスペックを上げておいても良いでしょう。全て倍くらいに。

またアップデートに関しても、Linuxの方がディスクの使用量は少ないです。Linuxは大体10GBもいかないですが、Windowsは30くらいいったりもします。

そのためWindowsでアップデートする予定がある人は、多めに50GBくらいあってもよいかもしれません。

この「設定のカスタマイズ」箇所で注意して頂きたいのは、下記2つです。

・ネットワークアダプタ
・CD/DVD ドライブ

まずどちらも赤枠の「接続」にチェックが入っていないと使用できません。

「ネットワークアダプタ」の方は、選択したネットワークが外に繋がっていない場合、インターネットには出ることが出来ません。

「CD/DVD ドライブ」の方は、初期設定では『ホストデバイス』が選択されています。ここを『データストアISOファイル』を選択しないと、OSのインストールが出来ません。

赤枠の『データストアISOファイル』を選択します。

先ほど、アップロードしたisoファイルを選択し、「選択」をクリックします。

「CD/DVD ドライブ」が『データストアISOファイル』になっていること、「ネットワークアダプタ」と「CD/DVD ドライブ」にチェックが入っていることの2点を確認します。

問題なければ「次へ」をクリックします。

設定の確認

ここでは先ほどの設定した項目の一覧が出ます。

問題がなければ「完了」をクリックします。

isoのマウント

ホーム画面にある「仮想マシン」をクリックし、今回作成した「CentOS 8.3」をクリックします。

インストールした仮想マシンの画面になりました。このまま起動させてもOSインストールはできません。なぜならOSがマウントされていないからです。

赤枠の「編集」をクリックします。

「CD/DVD ドライブ」箇所の『データストアISOファイル』にチェックが入っていないので、ここをチェックします。

もし「CD/DVD ドライブ」箇所が『ホストデバイス』となっていたら、一つ上の章の【仮想マシン作成方法】の『仮想マシンのカスタマイズ』箇所をご覧ください。

「CD/DVD ドライブ」箇所の『データストアISOファイル』にチェックが入っていることを確認し、「保存」をクリックします。

赤枠の「パワーオン」をクリックすると仮想マシンが起動します。

最後に赤枠のどちらかをクリックすると「仮想コンソール」に入ることが出来ます。ここからOSのインストールが始まります。

ここではWindowsやLinuxでOSのインストール方法は異なるので、紹介しません。今後、記事を書く予定ですので、そちらを参照して頂ければと思います。